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さっきあった全てを話すと2人は心配そうな顔をしたがニコっと笑った。
「そういうところがお前らしいな」
「翔は正義感強いからね。でもそこが心配なんだよね」
2人ともやっぱり俺のことを分かってると改めて感じた。
あれ?そういえば俺の頬にも血が……
そう思い頬を指で触れる。
だが指には何も着いていなかった。
その時、鋼夜が声を出した。
「ん?」
「どうした?」
聞き返すと
「いや、さっきまで指に着いてた血が消えた……」
指をこちらに見せる鋼夜。
その指には何も着いていなかった。
「なんで?さっきまで着いてたよね?」
驚きの声を漏らす楓。
いったいどうなってんだ?
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