第1章 崩れ去る日常

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「ねぇ~、今日の授業重くない?」 そう言いながら楓がこっちに来る。 「1限から世界史で数Ⅱ、英語、古典、化学、保健だもんな…。死んじゃうよ?」 落ち込んでいる鋼夜。 「何言ってんだよ?鋼夜はほとんど寝てるじゃん?」 そんな鋼夜をからかうと 「うるせー!お前らみたいに理解出来ねーから眠くなるんだよ!」 やっぱり鋼夜は面白いなぁ、からかいがいがある。 「寝てるから分からないんじゃない♪」 追い討ちをかける楓。 「いいよ、いいですよ。俺は運動しかできないバカですよ」 すねちゃった。 ガラガラ 「授業始めるぞ!早く席につけ!」 楽しくそんな会話を3人でしていると1限の世界史の先生がやってきた。
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