第1章 崩れ去る日常

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実は俺も鋼夜と同じように体が熱かった。 まぁ鋼夜が言うように今朝のことのせいだろうと定義した。 「そういえば今から化学の実験じゃんか!早く理科室行こうぜ!」 「あぁ、そうだな」 「持ち物、教科書とノートだけだよね!」 「そうだよ」 俺達は昼食の片付けをして理科室へと向かった。 教室にはほとんど生徒が残っておらず、既に理科室に行ったらしい。 「理科室ってことはやっぱり実験だよな?何やるんだろ?」 「前の範囲からして次は炭酸水素ナトリウムの分解じゃないか?」 「私もそれだと思う。加熱しないとダメだし」 「お前ら、勉強熱心だな…」 「「鋼夜を基準にしたらみんな勉強熱心になるよ!!」」 2人の声が廊下に響いた。
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