第1章 崩れ去る日常

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「どうしたんだよ、翔!!」 「……ハハハ………アハハ……」 依然として笑い続ける翔。 教室には俺と翔しか残っていない。 翔は隣の火柱に手を翳した。 すると、炎が翔の体の周りを螺旋状に伝っていった。 「なにっ!?」 理解できない状況に驚きの声が上がる。 「…アハハ………フフ…………ハハハ……」 もう、いつもの翔ではない。 目がおかしいし、狂ってる。 炎を纏う翔が今度は俺に手を翳した。
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