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「翔!早くしねーと学校、間に合わねーぞ!」
俺は兄の声でいつも通りの朝を迎えた。
朝日の光がカーテン越しに伝わっている。
「分かってるよ!もう起きてるからすぐに行く!」
手早く学校の準備を済ませ、クローゼットの中からブレザーを取り出し羽織る。
すぐに自分の部屋から出て、テーブルの上の食パンをくわえて家を飛び出す。
「いってきまーす!」
元気良く兄に声をかけて学校に出発した。
毎日、こんな日常が続くと少しも疑わずに……。
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