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家を出ると、すぐに美星を乗せ自転車を漕ぎ出す。
「とばすぜ、しっかりつかまれ」
「うん……」
なんか照れてる、なんでだ?
その理由はすぐにわかった。
「うおっ……」
美星の胸がモロにオレの背中に当たる、というより押し付けられた。
二人乗りなんて美星の胸が膨らむ前以来だからだろう、美星もオレもここまで計算してなかった。ナイス誤算。
「これが、『C』かっ!!」
「ばかぁ」
なんて、バカな会話をしているうちに星空高校の校門前まで到着した。
美星が時計をみると3分の遅刻だった、殴られた。
ちくしょー。
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