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「久しぶりだな幸子」
武司はそう言いながら泣いている幸子にゆっくりと歩み寄った。
「タケ…ちゃん…」
幸子の目からは涙がとめどなく溢れていた。
「だあっ!!いつまでも泣くなって」
「だって…だって…」
「そんなに泣いてるとただでも微妙な顔が、もっと微妙になるぞ」
武司の言葉に幸子は泣くのをやめて、むくれながらいい返した。
「顔が微妙って…タケちゃんだってひょっとこみたいな顔のくせに!!」
「なに!?ひょっとこだと!!それは聞き捨てならねえな!!」
「何よ!!」
2人は口論しながら、しばらくの間睨み合いが続いた。
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