1人が本棚に入れています
本棚に追加
「ほ~ら、やっぱり辞めた」
「ほんと、ほんと」
教室の隅から笑い声とともに、そんな声が聞こえてきた。
そう、幸子はクラスの女子から虐めを受けていたのだ。
虐めの原因は、女子の中心的な奴との喧嘩だった。
幸子は全く悪くない。しかし、相手は腹いせにクラスの女子に幸子を、シカトするように言った。
次の日からの幸子にたいする女子の反応は冷たかった。
今まで幸子と仲良くしていた女子は、幸子をけむたがり、さけた。
彼女達に悪気はない。
ただ、言われた通りにしなければ、今度は自分が標的にされる。
それが、怖かったのだ。
最初のコメントを投稿しよう!