高校

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――――高校3年生の春、いつものように高校へ登校する為の準備をしていた 俺の名前は、水城 闇夜(みずしろ あんや) 今日は新入生の入学式 生徒会の俺には仕事がある 制服に着替えて、キッチリネクタイを締める 玄関に向かい、靴を履く 「母さん、行ってくるね」 そう、玄関の棚の上に置いてある、写真の中の母さんに言って家を出た 母さんは俺の高1の時に亡くなった 死因は交通事故 買い物帰りだった母さんに襲った車が原因だった いや正確には、道路に居た猫を助ける為に飛び出した母さんに、だ 車の運転手の不注意が、とゆう原因もある。なんでも、運転しながら携帯で電話をしていたらしい でも俺はその運転手を恨まないし咎めもしなかった 猫を抱き抱えて、静かに眠っていた母さんの顔は笑顔だったから きっと母さんは猫を助ける事が出来て、嬉しかったんだと思う それでも俺には辛かった 女手一つで育ててくれた、たった1人の家族だったから 玄関を出ると階段の下には1人の女の子が立って俺を見上げていた ?「よーう、闇夜!今日は一緒に学校行ってやっても良いんだぞ!」 闇夜「あぁ、ありがとうよ。でも美鈴、今日入学式なのに俺と一緒に登校しても、入学式まで暇なんじゃないか?美鈴は新入生なんだから、こんな早く行っても先生ビックリだ」 美鈴「全然よゆーなのだ!僕をナメるでないぞ闇夜!」 闇夜「うーん……まぁいっか。美鈴は美鈴で、どうにか時間を潰してくれ」 美鈴「僕は闇夜の手伝いをしてあげるんだぞ?」 闇夜「いやマジ良いですから、はい」 美鈴「じゃあ僕は校長室待たせてもらう事にしよう!」 闇夜「………手伝って下さい」 俺達は学校へ向かう 美鈴と学校に向かうなんて初めてだから少し不思議な気分になる
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