―慰さめ―

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  奏「クスクス…」    奏は 笑いながら  俺の猿轡を カチャカチャ 音をたてながら取った    息苦しさが なくなって  口を 魚の様に パクパクとして 息を吸っていた  奏「それで? どうしたの?」  奈義「…………で…。」  奏「えっ?」  奈義「…ひっ 一人に しないで…。 怖い…」   男らしくない 女々しい俺    本当 ダサい      情けない   でも 言わなくちゃ   奏が 居なくなる気がして 怖かった 
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