―狂い―

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   ガチャガチャ   手錠が 邪魔して   動けない  奏「大丈夫。 ちゃんと   無くなるから」  奈義「 嫌だっ!!      うっ… 奏ぇ…」    又 涙が ボロボロ流れる  奏「フフっ… 泣き虫。  綺麗な 涙だね…       有り難う」  奈義「あ…」    奏が ナイフを     自分の 喉元に当てた    奏の 手が 震えてた 奏「怖いよ… 奈義…っ」     初めて 見た    奏の 涙  奈義「… やり直そうよっ!!  ねぇ… お願い…」  奏「ゴメンね。   俺は 弱いから      やり直せないや…。」  奈義「奏… 愛してるよぉっ!! どうして!? 奏!!   奏ぇっ!!」  奏「俺も 愛してる      大好きだよ     だから さようなら 」   サクッ    奏は 喉に ナイフを沈めた     噴水の様に      喉から 奏の血が    溢れる     俺の顔に 奏の    血が付着した時だった    ああ もう    この世に 奏は 居ないんだ 
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