―目覚め―

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     見たら 奏の顔は 今までに見たこと無いような 男でも色っぽい顔をしている  奏「……はぁっ… な…ぎ…?」   奈義「……帰りたい……」  これ以上 ここに居たら頭が、おかしくなりそうだよ    奏は そっと 俺の頬に手を置いて 言った  奏「駄目だよ。  奈義は 俺の物何だから 隣に  居るのが当たり前だろ?」     奏が 妖しく笑って     その笑顔が      とても  怖かった  奈義「…ふっ ふざけんなよ!!   出せよ!!」       流石に 俺も怒鳴り散らす  奏「っ…アハハ       やーっとかな?     今頃、怖くなっちゃった?  」    俺は 苛立ちを隠せない顔付きで  ガチャガチャと 取れる筈も無い   手錠を、動かしていたんだ。
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