兄貴とメロンパン

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昼下がりのとある日、私は優雅にうまい棒サラダ味をほうばりながら下々の民の声に耳を傾けていた。やはり世界を統べる神として愚民の声を聞いてやらねばなるまい。これは神としての義務。愚民の心も掌握出来ずして何が神か。だいたい世の… バタンッ!! 「兄貴、大変だ!そして前置きが長くてウザイ!!」 「馬鹿者!神の部屋に入る時は必ずノックしろとあれほどいったではないか!やり直せ、この愚弟が!」 「す、すまねえ兄貴。」 バタンッ! …コンコン 「失礼します。」 「誰だ?入るがよい。」
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