お前が嫌でも(hmiz)

2/2
前へ
/10ページ
次へ
「なー」 「ん?」 浜田の部屋に上がり込んでいつも通りダラダラにしてる。 だけど今日は特別。 甘やかしてやるから感謝しろよ? 「お前誕生日だろ」 「おぉー覚えててくれたんだ」 当たり前だろうが。 ちょっとムカッとしたけど今日は我慢。 「今年の誕生日は何でも言うこと一つだけ聞いてやる」 「まじで!? じゃあどうしようかな…」 これをプレゼントにしたのは プレゼントを考えるのが面倒だったのもあるけど いつもは素直に出来ないようなことも これを理由にしてやれるから。 俺の可愛い栄口(これ聞かれたらまた水谷がギャーギャーうるせぇだろうな)に 相談して決めた。 「決まったかー?」 「もうちょい待って!!」 「あと30秒」 いーちにーいと数えてやれば あたふたとし頭を抱え出す。 「さんじゅっ 決めたかー?」 「まだ迷ってる…」 「早く決めろよー」 「じゃあやっぱ一番叶えて欲しいやつ…」 腕をぐいと引っ張られたと思ったら耳元でぼそりと願い事を言う。 「バーカ」 そう言いながら浜田を抱きしめ、 浜田の口唇に自分のそれを落とす。 おっなんか素直に出来たかも。 「迷ってたやつが2つも叶った!!」 「…は?」 「泉に抱きしめて欲しいと 泉からキスして欲しい!!」 そう言い馬鹿みたいにニコニコと笑う浜田に本日二度目のバーカと言い放ち、 頭をべしっと叩いてやった。 あいつの一番叶えて欲しい願い事。 『来年も再来年もずっと一緒に居てな』 そんなの願わなくても… お前が嫌でも ずっと叶えてやるつもりだっつーの!! (なあなあもっかいキスして?) (願い事は一つだけだって言っただろ?) END 出だしから泉がこんなんですいませんorz 泉大好きなのに泉書けてない…
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

44人が本棚に入れています
本棚に追加