君だけのサンタクロース(mtym)

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「ねぇねぇ本やん?」 「なに山ちゃん?」 「クリスマスだね!!」 あぁそういえばそうだったなーと思ったけど… 俺たちクリスマスに休みもらえるのか? 「天気予報雪だからだいじょーぶ!!」 「…心の中読まないでよ…」 全く油断も隙もありゃしないんだから…。 「プレゼントは俺ね!!」 「はいは…えぇぇぇ!?」 ちょっと待てよ!! いや嬉しいよ? 嬉しいんだけど… 「だめ?」 「…だめじゃないです」 そんな可愛い顔でそんなこと言われたら何にも言えなくなっちゃうだろ。 今年のクリスマスはオール決定です。 「その日は本やんの家泊まっていい?」 「親も居ないしいいよ じゃあたくさん美味いもん作るなっ」 「楽しみにしとくっ」 その笑顔を見たらクリスマスはいつも以上に頑張って作ろうと思った。 「そんで俺へのプレゼントはー… 本やんからのたっぷりの愛でVv」 「例えば?」 「チューとかハートのハンバーグとか後ギュッてして欲しいしー あと一番欲しいのは甘い言葉!!」 当日までに何かしら甘い言葉を考えないと拗ねちゃうな。 さあ今年もサンタになって 沢山のプレゼントを用意しなくては。 俺は君だけのサンタクロース!! (本やん本やんっ) (んー?) (楽しみだねっ!!) (だな!!) どうしよう 甘いっちゃ甘いけど… 誰だよこいつら!!← 山ちゃんと本やんじゃない!!
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