ナンパ 完結

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「名前は?」 「ハルナだよ」 「私はミキ。よろしく」 ふわりと花が咲いたように笑う。 男だったら一瞬で好きになってしまいそうな… そんな可憐な笑顔だった。 「こんな夜中にどうしたの?」 ふと店の時計を見ると深夜2時。 カズキ心配してるかな… でも追いかけてもこなかった。 ハルナの目が再び潤む。 「ゴメン!ちょっとトイレ!」 知り合ったばかりの女の子の前で泣くわけにもいかずハルナはトイレに駆け込んだ。
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