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あくまの子は てんしの さしだした手を とると、立ち上がりました。
そして 二人は 日がくれるまで いっしょに 遊びました。
日がくれて 「明日も いっしょに 遊ぼうね」と約束した後、てんしがあくまに言いました。
「本当は 今まで ひとりぼっちで さびしかったんだ。君に会えてよかった」
てんしの この言葉に、あくまは とても びっくり しました。
そして、その言葉は とても うれしいものでした。
それで、いじっぱりな あくまも、つい「ぼくもだよ。君に会えてよかった」と、言うことができたのでした。
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