第1話

6/8
前へ
/41ページ
次へ
「あー…知らないっけ… 握手っていって…佐助さん手を出して?」 佐助は首を傾げながらも差し出す 麻穂は差し出された手を握る 「佐助さん軽く握り返して」 『え? こんな感じ?』 佐助は握り返す 麻穂はうんうんと頷く 「これが握手」 『こりゃ旦那には無理だね』 「え?」 『だってさぁ考えてもみな? 抱き締めただけで破廉恥って叫ぶんだよ?旦那は』 「あー…そうだね… やってみる幸村?」 『某は…出来ませぬ…』 「じゃぁ仕方ないかぁ… まぁよろしくね幸村」 麻穂は幸村に笑いかける 途端に真っ赤になる幸村 『あちゃぁ… ほら旦那大将呼んでるよ』 『うっうむ』 幸村はすぐさま信玄の元へ 麻穂はぽかんと見ているだけだった .
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

267人が本棚に入れています
本棚に追加