第2話

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馬に乗り一足先に奥州へ向かう幸村と麻穂 佐助と信玄は後詰めとしてくるようだ 「幸村!」 麻穂はクナイを投げ銃弾の軌道を逸らす 『すまぬ!』 幸村と麻穂は馬から降り自らの足で進む 『敵が侵入しました筆頭!!』 『OK テメェら!!Partyの準備だ! 歓迎してやんな』 『Yah!!』 独眼竜が動き出す… 幸村と麻穂は向かってくる敵を退けながら独眼竜の元へ 『筆頭には会わせねぇぞ!!』 「煩いよ」 麻穂は一瞬で後ろに回り首に手刀を食らわせる 『麻穂殿は素早いでござるな』 「佐助さんとずっと鍛練してたから いやでも速くなるよ(苦笑)」 『成程…』 話をしながらでも圧倒的な力を見せる麻穂と幸村 その時 『こっから先は俺が相手だ真田幸村』 『片倉殿っ』 「待ちなよ幸村 あたしがやるから先行って」 『しかし…』 「あたしじゃ頼りない、と」 『違う!! 片倉殿は誠に強き武人なのだ』 「だったら尚更先に行ってて あたしは今自分がどこまでやれるか確かめたいの」 麻穂は真っ直ぐ幸村をみる 幸村は困惑しながらも頷く 『了解した しかし無理ならばすぐに某のもとかお館様のもとへ』 「うん わかってる心配してくれて有り難う」 幸村はチラリと後ろを見てからそのまま門突破しようとした 片倉と呼ばれた男はそれを逃がさない しかし麻穂が間に入る 「こっちに集中してほしいですね 片倉殿?」 『お前…何者だ?』 「名乗る時は自分からでしょうに… あたしは翰羽瀬麻穂と言います 1ヶ月前から信玄公にお世話になっているだけですよ あなたは?」 『片倉小十郎 政宗様の右目だ』 「やはり貴方が独眼竜の右目ですか では始めましょうか」 麻穂が地面を蹴った事で戦闘が始まった .
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