第3話

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「ねぇ…何の為に越後に行くの?」 『ん?軍神の返事を聞きにね』 「返事?」 『そそっ 同盟の返事まぁ承諾してくれると思うけどね』 ふたりは手を繋いだまま更に進む ふと佐助が立ち止まる 「佐助さん?」 『こっからは軍神の領地だからね 気を付けて まぁ俺様が一緒だから平気だけど』 麻穂はにこりと笑って頷いた 「そうだね 佐助さんいるから大丈夫」 『そういう事』 佐助と麻穂が領地に足をいれた途端クナイが飛んでくる 佐助はそのクナイを弾く 『何の用だ!!猿飛』 「…随分可笑しな格好の人…」 麻穂は思った事をそのまま口にしてしまう 金髪の女はピクリと青筋を立てる 『あちゃぁ…麻穂ちゃんそれ禁句 まぁまぁ落ち着けよかすが』 『煩い黙れ!!』 「貴方の方が煩いですけどね かすがさんでしたっけ? 佐助さんどうしますか?」 『そうだねー 放置で行くか』 佐助は麻穂と繋いでる手を引っ張り抱き上げるとそのまま走りだした 『あ…待て!!』 「ああいう人得意じゃないなぁ…」 ぽつりと麻穂は呟きクナイをかすがに投げる かすがははそれを避けてクナイを投げ返す 投げられたクナイを弾き返す麻穂 それの繰り返し 『なにをしているのです わたしのつるぎよ』 『謙信様』 「へぇ…」 麻穂は佐助から降ろしてもらい 謙信を眺める .
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