第4話

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『大将ーって独眼竜の旦那?!』 『Hy!麻穂は何処だ?』 『寝てるから あちゃぁ…こりゃ無理かな…』 『どうしたのだ佐助 申してみよ』 『ほら、麻穂ちゃん一回も城下町に下りてないから… 一度位は良いかなって思ったんですけどね~…』 『うむ… それもそうだな 佐助城下町を案内してやるのだ』 『俺も行きてぇって言いたいところだが… 流石に小十郎に怒鳴られちまう』 政宗は残念そうに言う 佐助は少し考える 『(独眼竜の旦那は麻穂ちゃんが好きなのか… 俺様は? 否、俺様は忍だから…感情なんてあっちゃマズい)』 ぼーっと考えていたので 後ろから抱き付く麻穂に気付かなかった 『うわっ!? ま…麻穂ちゃん?』 「え?気付かなかったの? 今日行くのやめる?」 『大丈夫だよ 考え事してただけだからさ 行こうか城下町 ほら独眼竜の旦那に挨拶して』 「あ…どうも政宗さん 小十郎さん元気にしてますか?」 『あぁピンピンしてるぜ』 「今度また行きますね」 『小十郎が喜ぶぜ まぁ俺もだがな』 くしゃくしゃと麻穂の髪の毛を撫でてから信玄と向き合い話を再開させる 『行こっか麻穂ちゃん』 「うん!」 麻穂は再び佐助に抱き付く 佐助は麻穂を抱き止め手を繋ぎ 信玄の部屋を出た .
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