第5話

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『筆頭!! 小屋がありました』 『OKわかった』 政宗は麻穂を横抱きにしてその小屋に向かう 『政宗様もお休み下さい 警備は我々が行います』 『悪いな 頼りにしてるぜ小十郎』 政宗は麻穂を小屋に降ろし 寝具に寝かせると外に出た 『どうなされた政宗様?』 『いや…綺麗なFullmoonだと思ってな いつもより近く感じるぜ』 政宗の言葉に小十郎は空に浮かぶ大きな満月を仰ぎ見る 『それでも奥州から見る月の方が別格でございます』 『はっ違いねぇな』 それから二人は暫く満月を眺める 『政宗様 そろそろお眠りなさるべきだ 明日も早くから移動します』 『OKそうだな 後は頼んだぜ小十郎』 政宗は小十郎の肩を叩き麻穂が眠る小屋の中へ 小屋にはすやすやと眠る麻穂 政宗は麻穂の頬に自分の手を添える 『なぁHoney… アンタは誰のモンなんだ? やっぱり猿のなのか? 俺のモンになれよHoney』 そう言って政宗は麻穂の額にキスをした それから窓辺に座り眠る 夜はゆっくりと更けていく .
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