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『筆頭!!
小屋がありました』
『OKわかった』
政宗は麻穂を横抱きにしてその小屋に向かう
『政宗様もお休み下さい
警備は我々が行います』
『悪いな
頼りにしてるぜ小十郎』
政宗は麻穂を小屋に降ろし
寝具に寝かせると外に出た
『どうなされた政宗様?』
『いや…綺麗なFullmoonだと思ってな
いつもより近く感じるぜ』
政宗の言葉に小十郎は空に浮かぶ大きな満月を仰ぎ見る
『それでも奥州から見る月の方が別格でございます』
『はっ違いねぇな』
それから二人は暫く満月を眺める
『政宗様
そろそろお眠りなさるべきだ
明日も早くから移動します』
『OKそうだな
後は頼んだぜ小十郎』
政宗は小十郎の肩を叩き麻穂が眠る小屋の中へ
小屋にはすやすやと眠る麻穂
政宗は麻穂の頬に自分の手を添える
『なぁHoney…
アンタは誰のモンなんだ?
やっぱり猿のなのか?
俺のモンになれよHoney』
そう言って政宗は麻穂の額にキスをした
それから窓辺に座り眠る
夜はゆっくりと更けていく
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