第0話

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それからかなり色々な場所を回ったふたり 『疲れたぁー ねぇ公園行こ』 「良いよ」 ふたりは麻穂のマンションの近くにある寂れた公園へ 『んーッ!ゆっくりするにはやっぱり此処が一番だね』 「確かに…」 麻穂と柚愛はベンチに座り他愛ない会話を取り留めなく話す ふと麻穂が何かの"音"に気付いた 「静かに… 今何か音が聞こえた」 『お腹の音だよあたしの』 「んなわけ無いでしょーがッ!! マジで黙れ」 『すみません(汗)』 柚愛は麻穂からほとばしる冷気を感じて即座に黙る 音は少しずつ近づく 「何の音だろ… 笛?違うな…何だろう…」 一陣の風が吹く 辺りが一気に真っ白になり麻穂と柚愛を包み込んだ 光は一瞬で公園には誰もいなかった
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