第1話

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移動しながらも会話を続ける佐助と麻穂 『成程ね…じゃぁ麻穂ちゃんは500年位先の未来から来たのか…』 「信じて…くれるんですか?」 『俺様こうみえて忍だから嘘とかちゃぁんと見破れるよ 麻穂ちゃんの目は嘘を吐いてない その話をそのまま大将にすれば良いよ』 「その…大将って?」 『え?知らない?武田信玄』 「武田…信玄…」 『まぁ大丈夫大将ならちゃんと麻穂ちゃんを信じてくれるから』 佐助は麻穂を降ろす 『大将がいる場所はこっち ついておいで』 「はい」 『思ったんだけど敬語止めない? 俺様あまり敬語好きじゃないんだよね』 「う、うん…」 『よし』 佐助は麻穂の頭を撫でる ある襖の前で止まる 『大将ーいる? 出来れば旦那も居てほしいんだけどなぁ…』 『佐助か?どうした?』 『取り敢えず失礼します』 佐助が中に入ったので麻穂も続いて入る 『して、佐助よこの女子はどうしたのだ?』 佐助は今までの経緯を話す 『そなた名はなんという?』 「翰羽瀬麻穂でございます」 麻穂は正しく正座し頭を下げたまま答える 『面をあげよ麻穂』 「はい」 麻穂は真っ直ぐ信玄を見る 『どうやってこちらに来た?』 麻穂は少し戸惑いながらも話始める .
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