PROLOGUE

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「いやっ!!ママがいいの!」 セイジは母に強く抱きついた。 父はショック受けて 「パパ悲しい・・・・・」 しゅんっと落ち込んだ。 「うふふふ セイジダメだよそんなこと言っちゃパパ泣くわよ?」 母はしゃがんでセイジの腕を持った。 「だって、ママは話すとホントに楽しいんだもん!テレビでやっているヒーローよりも面白いしわくわくするんだもん!」 セイジはすねてそう言った。 「そうね!ママは本が大好きだからテレビでやっているよりもわくわくするもんね!」 「うん!僕!この本のゆうちゃになりたい!!」 「あら、ゆうちゃじゃなくて勇者よ」 母と父は笑った。
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