君の彩℃[ｷﾐﾉｻｲﾄﾞ]

無意識的意識

「久我さん…遥架の事が好きなんだね」

部活が終わり、道具を片付けている君に意地悪をしたくなった。

「…なんで、そんな事言うの？」

「何となく」

「何となくで、そんな事言われたくないな」

「じゃあ、久我さんが好きだから」

君が、俺の言葉で沈黙した。

「久我さん…？」

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