君と俺

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初夏の風が廊下の窓から緑の薫りを運んでくる。 そんな事を感じつつ、俺は教室へと急いでいた。 「やっべ、やっべ~!アクリル絵の具忘れちったぁ」 美術部で必要になったアクリル絵の具を、ロッカーまで取りに行く途中。 蒼音が教室の前の廊下から、逃げるように走って行くのが見えた。 .
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