君の彩℃[ｷﾐﾉｻｲﾄﾞ]

君と俺

「ごめん…俺には片思いしてる大事な人がいる。だから、久我さんの気持ちには応えられない」

そう言われた久我さんは、しばらく俯いて、パッと頭をあげ微笑んだ。

「そっか…うん、ちゃんと返事してくれてありがとう」

「本当にごめん…」

遥架と君の表情だけを見てると、どちらがフラれているのか分からないほどだった。

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