好き

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「いや、何でもない。ちょっと嫉妬してただけ」 「は?」 「?…今日の部活どうだった?」 詩桜は毎日病院に通っていて学校へも通えない。 だからよく明石に学校の話を聞いた。 「あぁ。マネージャーが今日入ったぐらいかな」 「マネージャーさんって女の子?」 「ん」 違う女の子と話したり笑いかけたりしていると思うと悲しくて悔しくてしょうがなかった。 でも自分がなぜそんなふうに感じるのか全然わからなくていっぱいいっぱい明石くんと一緒にいたいと詩桜は思った。 「じゃあ、俺はそろそろ帰ろっかな。明石下まで送ってくれよ」
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