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「初めてコンビニで逢ったとき昔好きになった人に似てるって思ったんだ…顔とかじゃなくて雰囲気が…それから詩桜ちゃんのこと気になってた。だから病気だってこと聞いた日、また逢えて良かったって思った」
中野のいつになく真剣な表情を見ていつもの冗談じゃないことがわかった。
「でも…あたし!」
「わかってる。だからはっきりふってほしい」
中野の眼差しは詩桜をとらえたままだった。
「あたしは…悠二のことが好きだからごめんなさい。でも…好きになってくれてありがとう」
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