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「ううん……あのさ、これからも友達でいてくれるかな?」
詩桜はうん、とだけ返事をした。
自分が中野に酷いことを言っているようで悲しくなっていた。
「ごめんね。悲しませるつもりじゃなかったんだ。…今日は俺もう帰るから」
そう言って病室をでてった中野と入れ違いに悠二が入ってきた。
「悠二はわかってたの?」
詩桜は泣きそうな目で悠二に問う。
それに悠二は首を縦にふって答えた。
「泣かないで。…詩桜を泣かせるようなことは許せないけどやっぱり俺あいつの親友だから」
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