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ビリリリリリリリリリリリリ
ぅぅう・る・・さ・・・い!
「ああ、朝か。そういえば今日から高校生か。今、何時だ?」
ッ!
「こ、この目覚ましは!今日のために3個セットしておいたやつの3つ目じゃないか!」
やばい 入学式は8時までに体育館に入らないといけないのに
1個目は6時30分に2個目は7時に、3個目は7時30分にセットしたが
3つ目が鳴ると朝の準備もろくにできないで朝飯抜きなんだよ!
「はやく行かないとっ!」
俺は入谷健太(イリヤケンタ)
親には無理言って少し遠い高校に一人暮らしを許してもらった
中学のときはいわゆる壁際族で、表にでるような立候補するような
目立つような存在ではなかった。だから、高校デビューしようと目覚ましをしっかりかけておいたのだが・・・
「昨日は学校までの道を下見しておいてよかった 近道もちゃんと確認済みだ」
と家の角から影が・・・
ドンッ! 「キャッ」
「いたたたた ごめ・・!」
純白のトライアングル 黒のニーソ
ピンクのシュシュ・・・・・・ 萌え萌えきゅ(ry
「あっ待って 落しも・・の
どぉしよ・・これリップ・・・だよな?」
これが、俺たちの最初の出会いとは誰もが予想しなかっただろう。ちなみに、この一人称"俺"は
中学時代まで"僕"だったのを
高校デビューのために言い換えているのだ。
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