春:入学式

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さて、とりあえず学校についたものの・・・ 学校の時計の短針はすでに8を指していた。 「ゲッ!やばいじゃん!」 すると、いかにも天然ドジっ娘ならぬ勢いで 下駄箱らしきところから出てきた少女(?)が 目の前でコケやがった 「いてててて・・・」 一応大丈夫か声をかけてみた 「あの、大丈夫ですか?」 「え?あ?あたし?え、えぇ、大丈夫よ」 なんなんだろうか、急に姿勢をただし どこから出てきたのか メガネをいかにもそうにかけた 「それより君、もう8時過ぎてますよ。早く体育館に入りなさい。」 「はぁ、わかりました」 と、わけのわからぬまま駆け足で体育館へ行く するとやっぱり入学式はすでに始まっていた すみませんと頭を下げながら行くと 「おい健太、こっちだ 早くしろ」 との声、その声の方をみると 小学2年生のときから ほとんど同じクラスだった、 (まぁいわゆる、幼馴染の腐れ縁だ) 板橋恭祐(イタバシキョウスケ)が手でこまねいている 「お、おう すまね」 近づくと板橋の隣の席が空いてるではないか 「もしかして・・・俺、お前の隣なのか?」 「おうよ!」 と板橋は胸を張った
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