うる星やつら

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朝、奴は毎日決まった時間に起こしに来る。 毎日規則正しい生活を送るはめにあう、直接的な原因となる奴だ。 7時半。 そろそろ奴が来るはずだ。 ガチャガチャ。 静かだった僕の部屋に慌ただしく鍵を開ける音が聞こえてくる。 そして…… 「トウマお兄ちゃんおはよ♪ 今日は起きてるんだね!」 「おはよう、遥ちゃん。 今日もウザいくらい元気だね!」 これなんてエロゲ? 的な感じで毎朝俺を起こしに来る少女。 もとい幼女の名前は前島遥(はるか) このアパートのお隣さんだ。 何故普通に家に入れたかって? それは無くした筈の合い鍵が知らぬ間に遥ちゃんのもとに渡っていたからだ。 って遥ちゃんが言ってた。 「毎朝嫌がらせありがとう、遥ちゃん。 僕は少しも嬉しくないよ」 「本当は嬉しいくせに♪ 私はいつトウマお兄ちゃんの嫁になってもいいんだよ?」 頭の中で暗算をする。 遥ちゃんは今、小学2年生だから7才……か。 結婚出来る年になるまであと9年だ。 「遥ちゃん、止めた方が懸命だよ。 こんなクソみたいな奴に嫁ぐのは。 僕は遥ちゃんのパパやママを絶望させたくはないんだ」 「それはトウマお兄ちゃんがニートだからなの?」 子供はストレートに嫌味を言うよな。 まぁ当たってるけど。
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