一章

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「……なんだ?」 フォレストで鳴り響く警鐘の音が森小屋まで届いた。 何かあったのか? 好奇心の赴くままにテリーはフォレストに向かう準備をする。 準備といっても左の太股の外側にナイフの鞘をベルトで取り付けてそこにナイフをしまうだけだが。 ナイフの手入れは欠かさずしており、刃は不気味なくらい綺麗に輝いている。 扉を開けるとまず目に入ったのが嫌に明るい景色。 今は夜だったよな……? そんな疑問を抱きながらしばらく光を見ていると、光の根元に燃え盛る炎が見て取れた。
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