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好き
-高校一年生-
「ちょお美緒待ってぇや!」
と大きな声で健太は叫んだ。
美緒は
「健太,遅かったから。今日駅前のパフェおごってくれるって言ったから待ってたのに」と口をとがらせて言った。
そしたら健太が
「ごめんって。サッカー部のレギュラー決まってん!」
美緒は,一気に表情を変えて
「え!?すごい!!
信じていいの!?」
健太が自信まんまんの顔で
「信じろ!
すげぇやろ」
すると向こうから
美緒と同じクラスでもあり,健太と同じサッカー部でもあるサッカーは凄い才能があると周りに言われている坂井 裕人[サカイ ヒロト]が走って来た。
「おい,お前部室に家の鍵忘れてただろ」
と笑いながら鍵を返した。
「え 嘘やん。最悪やわぁ…有難うなぁ」
と健太は苦笑い
すると裕人ニヤリと嫌な笑い方をしながらが「あっ 田中さんだ。
まさか,健太と付き合ってたり!?」
「んなわけあるかいな」
と健太が言った。
「そうですよ~
そんなわけ無いじゃないですか」
と作り笑いをした。
何故か悲しかった..
裕人が
「そっか じゃあ,また明日」
と手をふり帰ってった。
二人も手をふり駅前のパフェ屋に向かった。
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