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「学ぶに如かず。」
陳登少年は、あの焼け崩れた村の残骸の中に、自分よりなお稚い幼子の遺骸があるのを見た時、それを抱き抱えて焼け死んでいた母親の姿を見たときから、心中に誓った。
自分は非才の身かもしれない…
だが、何か出来ることがあるはずだ…
必ず皆が安んじて暮らせるようにするんだ…
陳登は決然学問に精励した。
それは太学で行われている言葉遊びのような学問ではなかった。
弱冠二十歳を向かえる頃には、賢哲の人として広陵一帯にその名が聞こえる程になっていた。
その陳登が、自らの志を現実に移すべく官途に就いたのは、二十五歳のときだった。
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