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教室で、荷物の整理をした後戸締まりチェックをして教室をでた。
「なにげに、疲れました。」
そんなことを言いながら、階段を下り、靴箱まで行く。
そこには、数人の女子が立っていた。
「(また、このパターンですか。)」
「あのさ、私の哲弥にちょっかい出さないでくれる?」
見覚えのないことに、反論する。
「そんなこと知りません。私には関係ありません。」
「ふざけんじゃないわよ!逃げるつもり?」
彼女達は沙羅を睨みつけている。沙羅はため息をつき睨み返した。彼女達は一歩後ろに足を引く。
「あっちが勝手について来ただけです。一つ言っておきますけど、一方的に想うことは相手を傷つけるってこと忘れないでくださいね。では、失礼します。」
沙羅はその場から逃げだした。
「(私ってなんでこういうことに巻き込まれるんでしょうか…。)」
校門まで歩いて行くと、哲弥が立っていた。
「(また、余計な人が居ますね。)」
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