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ーー…昨日、クライスはカインとの勝負に勝った。
その光景を見ていた者は少なく、マリルと何故かクライスの事をつけていたルアだけで、圧倒的であっという間に終わった戦闘に唖然とし、あれ以来クライスはカインと仲が良くなった…。
友情と言うものが芽生えたのだろう。
朝日が登り場所はクライスの部屋へ…
ふわふわのベットに横たわり、ぐっすりと眠るクライスの下へ向かうのはカイン。
実はカインの部屋が向かいの部屋で、クライスが低血圧で朝起きるのが苦手と言うこともあり、カインが毎朝迎えに行くと言う決まり?になったらしい…
「はぁ~、なんで俺が…」
クライスの家の前に着いたカイン。
そしてインターホンを押すこと……いや、連打すること……いや、ドアを叩きまくる事二十分。
仕度を済ませたクライスが眠たそうに出て来た。
「…って、遅ぇーよ!!?」
「あ~ごめん、ごめん…」
…五月蠅い奴だな。
そして二人は学園へ向かった…。
「で、遅刻した理由は?」
「えー、…すいません」
「私は遅刻をした理由を聞いているんですよ?」
只今カインだけ怒られている最中。
クライスはと言うと机でぐっすり寝ている。
…なんで俺はこんな目にあってんだ?しかもクライスなんでぐっすりと気持ち良さそうに寝てんだよ!
二人が教室に着いた時には既に授業が開始されており、教室のドアを開け中に入るとマリルの魔の手が、、、
クライスは難なく交わし机で眠りついたがカインはそうする度胸がなく捕まってしまい今に至る訳だ…
「もういいです。席について… 授業を再開させます。」
何時もなら説教が長くなるマリルだが、何かあるのかカインを座るよう急がせた。
「今日は時間が在りません。今から魔武器の製作、使い魔との契約と後もう一つなにかをこなして貰います!ハードスケジュールなので急いで下さいね?
それではグラウンドに集まって下さい!」
一瞬このハードスケジュールにざわついたクラスの生徒達だが、状況を理解してすぐさまグラウンドに向かった…。
クライス以外、、、
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