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「えー時間がないので簡単に説明します!魔武器はこの錬金魔石を使って造ります!」
と、言って紫色に煌めく石を生徒達に見せる。
「魔武器を製作するには"イメージ"が大切です!自分の使い易いと思った武器を想像して魔力を流すのです。
後は魔武器に名付けたら名前を呼ぶだけで消したり出したりできます。
では、ここに錬金魔石があるので順番に取りに来て始めて下さい!」
魔武器の説明を生徒達に伝え終えたマリルは、そう告げるとまた何処かへ去っていった。
生徒達が次々と錬金魔石を取りに行く中でカインも錬金魔石を取りに行き、魔武器のイメージを固める。
…イメージ、イメージ。
俺の戦闘スタイルに合った武器……それは、、、
錬金魔石に魔力を流し込み、固めたイメージを具現化させる。突然錬金魔石が強く眩しい光を放ち、遂に魔武器が出現した…。
「これは……三槍?」
主体の色は黒、直径1、5メートルある槍に二本の赤色の槍が蛇みたいに絡みついている。
故に三槍…。
「イメージしてたのは槍だったけどまさか三槍とはな。
後は名前か…。」
しばらく名前に悩む。
そして悩みに悩み抜いて決めた名前それは、、、
「…黒死炎槍=ゲイドルグ」
ーー…魔武器を造り終え、あれからカインはクライスの姿が見当たらない事に気づき探していた。
と、目に入ったのはクライスの隣席のルア。
「なぁルア、クライス何処に居るか知らないか?」
自分の質問に少し考えるかと思いきや、意外にも返事が早かった。
「多分…教室。…一緒に…探そ?」
「おう、ありがとうな。じゃあ行くか!」
そして二人はクライスを探しに教室へ向かった…。
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