46人が本棚に入れています
本棚に追加
ー決勝の相手はジル=バインドという強い奴が居ると言われるクラスG。
これに勝利すれば、魔闘祭出場が決定する。
決勝は公平にと言うことで一対一の総当たりとなった。
一番手はルア。
相手はマイク=ロードと言う男。
魔武器を構え、戦闘態勢に入る。
「それでは始めます。…開始!」
先手を取ったルアが、光の矢をマイク目掛けて三本放つ。
「当たるか!」
マイクは魔武器のソルソードで光の矢を薙払う。
しかし、光の矢が防がれるのを読んでいたのか、既に詠唱を済ませて魔法を発動させていた。
「【ライトブロウ】」
光で構成された一メートル程の拳が、マイク目掛けて飛んでいく。
ソルソードを盾にして防ぐマイクだが、力で押され吹き飛んだ。
「ぐはッ…」
だが、容赦のないルアの攻撃は終わらない…。
吹き飛び、大の字に壁にめり込んだ相手の所に、光の矢で両手足を狙い、四本放った。
そのまま相手は動けない状態になり、動けない所をルアが、光の矢を放つ構えをして、勝敗が決まった。
「勝者クラスA!」
クラスAの生徒達の歓声が起こる。
「ルアちゃ~ん!最高ー!!」
「「大好きだー!!」」
一つ余計だろ…。
闘い終わったルアがベンチに戻ってくる。
「…勝てたよ!…だから…シュウイ君も…勝ってね?」
「ああ!任せてくれ。
出してくれる場面が少ないからね…
こういう機会にちゃんと良い所見せないと」
いや、作者素人なんであんまわかんないから、そう言うこと言わないでくれる?
「しょうがないなぁ」
「…?…」
二人が交差する祭に、バトンタッチと言う意味でハイタッチをして、シュウイはフィールドに上がった。
「では、準備は良いですか?」
フルートを出し、戦闘態勢に入る。
「それでは始めます!シュウイ=ラルーク対アベル=トルート、……試合開始!」
最初のコメントを投稿しよう!