∬学園物語∬Ⅲ予選Ⅲ

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ー決勝の相手はジル=バインドという強い奴が居ると言われるクラスG。 これに勝利すれば、魔闘祭出場が決定する。 決勝は公平にと言うことで一対一の総当たりとなった。 一番手はルア。 相手はマイク=ロードと言う男。 魔武器を構え、戦闘態勢に入る。 「それでは始めます。…開始!」 先手を取ったルアが、光の矢をマイク目掛けて三本放つ。 「当たるか!」 マイクは魔武器のソルソードで光の矢を薙払う。 しかし、光の矢が防がれるのを読んでいたのか、既に詠唱を済ませて魔法を発動させていた。 「【ライトブロウ】」 光で構成された一メートル程の拳が、マイク目掛けて飛んでいく。 ソルソードを盾にして防ぐマイクだが、力で押され吹き飛んだ。 「ぐはッ…」 だが、容赦のないルアの攻撃は終わらない…。 吹き飛び、大の字に壁にめり込んだ相手の所に、光の矢で両手足を狙い、四本放った。 そのまま相手は動けない状態になり、動けない所をルアが、光の矢を放つ構えをして、勝敗が決まった。 「勝者クラスA!」 クラスAの生徒達の歓声が起こる。 「ルアちゃ~ん!最高ー!!」 「「大好きだー!!」」 一つ余計だろ…。 闘い終わったルアがベンチに戻ってくる。 「…勝てたよ!…だから…シュウイ君も…勝ってね?」 「ああ!任せてくれ。 出してくれる場面が少ないからね… こういう機会にちゃんと良い所見せないと」 いや、作者素人なんであんまわかんないから、そう言うこと言わないでくれる? 「しょうがないなぁ」 「…?…」 二人が交差する祭に、バトンタッチと言う意味でハイタッチをして、シュウイはフィールドに上がった。 「では、準備は良いですか?」 フルートを出し、戦闘態勢に入る。 「それでは始めます!シュウイ=ラルーク対アベル=トルート、……試合開始!」
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