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ーそれから一日後、代表メンバーは校門の前へと集合した。
「クライス、本当に行くのか?」
「まあな~」
次の日に、クライスは依頼内容の全てを、代表メンバーに説明した。
「校長から、ランクAの任務を請けた。」
この事を、クライスの口から聞いたカイン達は、只驚く事しか出来なかった。
自分達がランクAの任務を請ける?そんなのは死にに行くような物…。
それに加え、恐怖心が体を鈍らせ邪魔をする。
しかし、カイン達は此処に集まった。
「絶対に、死んでもお前達を護る」
何時も、頼りないクライスが、この時だけ凄く信用できた…。
そうして、カイン達はここに集まったのだ。
それから数分後、カミール校長が校門前に現れた。
「ちゃんと集まってるみたいね?」
「「「お早う御座います!」」」
此処、メルセディア学園の校長にして、メアリーの母親。
間近で初めて、対面したカミール校長に、緊張を隠せない様子の一同。
それもその筈、八階に入れる者以外は、カミール校長と対面する事など、殆ど滅多にない。
「そんなに固くならないでいいのよ?
はい、これ。携帯端末よ」
と言って、カミール校長が魔法で出したのは、台に乗った"携帯端末"と呼ばれる、白色をした物が四つ。
「携帯端末!?」
真っ先に反応しのはカイン。
「携帯端末とは何なんだい?」
「携帯端末は超高級品だぞ!?値段が高すぎて、王族や有名な貴族達、ギルドの上の立場の者しか、手にする事が出来ないんだ…」
そんな、大それた物をくれるカミール校長は、一体何者なのか…。
校長が【暗闇の戦慄】だと言うことは、メアリーも知らない…。
「でも何で四つなのお母様?私は持っているからいいとして、後一つ足りませんよ?」
そこで、この疑問に気付いたメアリー。
「…ねぇ、カイン。あのメアリーが上品に話してるよ…?」
「…ああ…似合わないよな…」
ひそひそと話す、ミレニアとカインだが、メアリーは気づいているのか鋭い眼光が二人を襲った。
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