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スノウはゆっくりと重い口調で少しずつ何があったのか話し始めた。
「私は北の森に住んでたの…その頃はみんなで楽しくすごしてて平和な毎日だった。
でもある時、黒い服を着た人間が森にやってきて私たちを捕まえたの
そして連れてこられたのは周りに何も見えない真っ暗な檻の中…
私の他にもたくさんの仲間がいたわ…。でも日に日にどんどん仲間が減っていったの
1人…また1人と。戻ってきた仲間をいたけれどみんなボロボロだった
そしてわかったの…
私は人間の修業の道具として使われてることが
それと実験のモルモットにされてることが…まさに、地獄のような日々だった。
毎日、仲間を死を見なければならなかったし、次は自分の番じゃないかとずっとビクビクしてた。
だから私たちはその檻から逃げる計画を立てたの。そして実行した…
無我夢中で逃げた…でも私の後ろではどんどん仲間が捕まえられていったの
でも私が逃げ切ればみんなを助けられるかも知れないって思って逃げきった…」
スノウの目からは大粒の涙がボロボロとこぼれていた。
「もう話さなくていいよ、スノウ…」
リーシャは悲しそうに目をひそめながら優しく泣いているスノウの頭を撫でた。
「だから…だから私…みんなを助けに行かなくちゃいけないの…」
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