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少し悩むが、悩むだけ時間の無駄だと思い、慎重に周りに誰もいないかを再確認して扉に向かった。
扉にはもちろん鍵がかかっていた。
リーシャは魔法で鍵を外す…慎重に…と何度も自分に言い聞かせて
が、以外にも鍵はすんなりと外れ扉が開いた。
神経を研ぎ澄まして中に誰かいないかを探る。
ネロと誰もいないと言うアイコンタクトをとると中に入った。
中は意外と普通で授業に使うたくさんの武器や防具、それに応急手当道具がたくさん置いてあった。
どこにも魔物たちは見つからず肩を落とす。
もうここ以外にどこも怪しいところはなかった…
ここしかないはずなのに…
「ねぇリーシャ…」
「どうしたの??」
そう言ってネロを見るとネロはとても険しい表情である一点を見つめていた。
「あそこ………なんだかすごく嫌な感じがする…」
ネロの視線の先を見るがそこにあるのは大きな魔法薬が並んでいる棚しかない
「あそこ??」
「うん………」
ネロの言葉を信じて棚の方に向かう…
もしかしたら隠し扉があるかもしれない。
魔法使いはよくこういうことするからね
が、棚の方に近づくにつれ本当に微かにだが何かを感じた。
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