信じていたもの

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リーシャはとうとう魔物の目の前までたどり着いた。 その時リーシャはすでに全身傷だらけで立っている足元には血の水溜まりができるほど… リーシャは魔物にゆっくりと触れて頭を魔物にくっつける 「ごめんなさい…こんな酷いことをしてしまって… どうか安らかに………終焉楽歌 暗炎闇火」 リーシャは一筋の涙を流しながら魔物の魔物を殺したのと同じ魔法を使った。 その魔物は一瞬で黒い炎に包まれた。 魔物が炎によってどんどん消えていくのをリーシャとネロはただ無言で見つめる。 「リーシャ………早く他の魔物を助けないと誰かきちゃうよ」 ネロが精一杯気を使って言ってくれた。本当はネロだって辛いはず 「そうだね…………ッ!!!!!!」 もう魔物が完全に消えてしまう直前にリーシャは背を向けて入り口の方に行こうとした その時、今まで何の痛みもなかった左腕に激痛が走った。 リーシャは左腕を押さえて地面にしゃがみ込む。 「リーシャっ!!」 「うっ………ッ!!……」 左腕が焼けるように痛く服をめくってみた。 するとそこには今まであった黒い模様のような痣が広がって赤くなっていた。  
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