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「ちがっ…………」
そんなことを聞いてるんじゃない…復讐を終えるということは王を殺すということ
それを達成してリーシャは無事でいられるのか…それが心配だったのに、リーシャはそれを言わせる前に私を見た。
そして一言………
「大丈夫よ」
っと笑顔で言った。
もう何も言うなと言わんばかりのリーシャの表情にスノウはリーシャを信じることにした。
そして小屋を出て始めに私たちがついた場所に行く。
「結界だ………それもかなり高度な」
見えない壁を触りながらリーシャが呟く。高度だからこそ、余計にここが何なのか気になる…
「この手の結界はどこかに入り口か、転移する場所があるはずなんだけど…」
「リーシャ!!リーシャ!!あっちに怪しい扉が」
ネロが顔を向ける先に『怪しい扉』…うん、本当に怪しい扉があった。
扉と言っても木と一体化していてパッとは見つけにくい。
「ここね……」
意を決して扉に手をかけた。フラッドとスノウはネックレスに戻りネロは肩に残り髪の毛の間に隠れた。
そしてゆっくりと扉を開けた…
バタバタっ!!
「「っ!?」」
扉を出た瞬間、目に入ったのは道いっぱいに急いでかけていく人の群だった。
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