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オネイロスは目をパチクリとさせてライトたちの方を見た。
地上にいるギルド関係者の人たちは4人のことを知っているから「隊長」や「指揮官…」などと叫ぶ人が多々いた。
「悪いな少年、俺の名前はオネイロスってんだ。その~…『ロビ…ン…ス』??じゃねぇよ」
少しうねりのある髪をオールバックにするようにかきあげながらそう言った。
「…………」
「どう…なっているの……」
幹部のみなはただ目の前の出来事に呆然とするしかなかった。
「それにしても……いつまで、我が主に刃を向けているつもりなんだ」
ビリド王の側近の4人が敵の王に武器を向けていることに鋭い視線をおくる。
「おい、マスター。どういうことだ」
幹部たちと敵のやり取りに王が疑問をマスターにぶつけた。
「はっ…はい。この者たちは…行方不明になっていた者たちです」
「なるほど…では、そこの男を殺し残りを連れ帰ればよいのか
おい、お前たち………殺せ」
「待って!!!!!」
急に何も考えずにそう言った王をマスターが止めようとするが遅かった。
側近の4人が敵の頭に向けていた武器を振り上げたのだ。
そしてその武器を相手を殺すために振り下ろした時だった。
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