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結局ほとんどの原因がハルヒであるのに楽しくなかったなんて言われたら,俺…いやSOS団団員全員が苦労してたのがアホらしいからな。
「そうだけど。
一回でもいいからこんな世界を体験してみたいとか思わないのキョン?
絶対そっちの方が楽しいと思うわ。
隕石とか落ちて来ないかしら。」
ハルヒ冗談じゃない。
人の命が簡単に奪われる世界なんて俺はごめんだ。
だがどうやらとんでもないことが起きてしまったらしい。
長門が空を凝視した瞬間,黙って立っていれないほどの地震がここを襲い学校のグラウンドは見るも無惨な姿になっていた。
隕石…
さらに空は灰色に染まり
またなのかハルヒ…
学校のスピーカーからどうやら自動で鳴り出すように設定してあるようで,耳障りな警報とともに女の人が机の下に隠れろとか窓を閉めろとか教室を出るなとかを永遠に繰り返していた。
そこで俺はハルヒのそばに近寄り「大丈夫か?」と聞いた。
「えぇ。
一応…
どうなってんの私たち生きてる?」
いくらハルヒであろうと気がかなりどうてんしているようだった。
「ああ。
どうやらな。
助かったようだ。」
しばらくハルヒは体育座りをし黙っていたが急に立ち上がり,
「キョンとユキはここに居なさい!
私はグラウンドを見に行くわ!
それとキョン!
ユキをお願いするわ。
どさくさに紛れて変なことしたら,絶対許さないんだからねっ!」
そういうとハルヒは走って教室を出ていった。
しないとも,というよりもこの状況を長門に説明してもらわないといくら俺でも精神的にヤバいからな。
まぁだいたいは想像つくがな。
長門。
一体どうなっているんだ。
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