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なぁ長門
いちいちそんなに間を置かなくてもいいと思うぞ｡
｢聞いて｣という動詞に俺が答えてから１分が経とうとしたときようやく長門がその口元を動かし始めた｡
｢２年前あなたは私にあるお願いをした｡
それはあなたが高校生活を終えたときあなただけにこの記憶を返しておいてほしいと｡｣
いつの間にか徒歩を止めていた俺と長門はその場で立ったまま話していた｡
｢その記憶を今返そうと思う｡
許可を…｡｣
未来の自分に負担を掛けられたことはあったがまさか過去の自分から記憶を返されるなんて思いもしなかったな…
しかし何だろうこの妙な胸騒ぎは…
体がその記憶を欲しがってないのか…
しかし長門は俺の気持ちの整理をさせる間もなく腕に噛みついた｡
すると・・・・･･････……………
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