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「ルルルをまともに相手したら疲れるだけだぞ……」
ほうづえを付きながら眠そうな目で呟くのはアギト。
《-攻-》のメンバーの一人で、種族は人間。性別は男。
短い黒髪にヘアバンド。
いつも眠そうな目をしているけど別に眠いわけじゃない。
役職は庶務で魔法の専門は闇と炎の攻撃魔法。
「でも《-こう-》に防御系カードデッキにいれてるこいないよねー」
「だよな。《-攻-》なんだから攻めなきゃなっ」
「ルルルだけならまだしもナタルくんまで……」
ルルルの割り込みに頷いているのはナタル。
茶色い長い髪を後ろに束ね、小さなポニーテールにしている。
種族は人間。性別は男。
アギトとは対称的にキリッとした顔立ちで、女子からの人気も……「ナタリーは女の子にんきないよねー。リコリンリコリン言ってるから勘違いされちゃうんだねー」
「うるっさい!!」
後ろへ回すように定規を振り抜くとルルルは笑いながらそれを避け、部屋の隅へ。
ルルルがいるとまともに説明が出来ない……。
「だからルルルにまともに相手すんなって……」
「そうですよ。リコリ会長閣下。俺の会長閣下への愛は本物……。アモール!」
「うるさい黙れっ! 何がアモールですか何が!?
ナタルくんがそんなだから新聞部とかが変な記事……って笑いを堪えるのやめなさいアギトっ!
さあっ! もうさっさと今回の議題について話を!
ルルル!」
「はーい♪」
隅にいたルルルがいつの間にか私の後ろ。
黒板の前に立っていました。
仕事関連なら本当にいい子なんだけど……。
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